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CHIIO Kinetic

Director / EditRachel Chie Miller

ヴォーカルのタオくんから、SF映画や小説がKineticのアイディア元であること、古い映画のフッテージを用いてビデオを作れないかというベースのすずのさんからの提案を元にできたビデオです。

パブリックドメインの映画や写真のストックをすることが好きだった時期があり、自分の手元にある膨大な量のフッテージをつなぎ合わせていきました。広くて底の見えない暗い世界に思いを馳せる男の子の宇宙への想像の話!が裏テーマです。

タオくんの書く歌詞がとにかく好きで、今回のKineticの歌詞もそうです。”パジャマを着たまま”、”夢の中”などなど、ワクワクするようなあの頃、にリンクするワードを抽出して、タオくんに宛てた歌詞の視覚化、手紙のような、それの映像編みたいなことがしたくなって作り進めました。

忘れたくない小さい頃の空想や理想を持ち続けられたらなという願いも込めています。

映像を作る際、必ず誰に宛てるかと裏テーマを考えます。音源を渡してくださるアーティストの皆さんに映像を渡し返す、キャッチボールみたいなことが好きでそれが作る糧にもなっています。

CHIIOは友人でもありますが、すごく尊敬をしているミュージシャンでもあります。ライブ素晴らしいです。映像で彼らに何かを返せたらなと心から思います。

パブリックドメインは本当に掘れば掘るほど楽しくて沼のようですが、化学実験者やSF映画は、その当時の試行錯誤のまっすぐな真剣さがみられて胸が熱くなります…。